学生の1冊『有頂天家族』

推薦の言葉(2021年度図書館標語優秀賞受賞 美術学科 佐藤寧音さん)

有頂天家族

有頂天家族

2021年度図書館標語優秀賞受賞学生からのご紹介です。

「面白きことは良きことなり!」
狸の名門・下鴨家の三男、矢三郎が見ている景色を中心に、京都の街を面白がるままに駆け回る。天狗や人間、へなちょこな狸らが織り成すファンタジー作品です。狸同士のいざこざや、人間や天狗との出来事が愉快に繰り広げられる様子は、お祭り騒ぎのような出来事が起こったかと思えば、突然大雨が降ってきたことで家へ帰らなくてはならなくなった時のような寂寥感に襲われ、翌日にはまた、お祭り騒ぎが戻ってくる。そんな感覚を体験したようでした。
今後の進路を考えたり、人との距離を考えたりとさまざまなことを考えなければならない時期というのがありますが、そんな時にこそ細かいことは気にせず、面白いことをよしとする狸のように面白い世界を覗くことができる一冊としておすすめします。
また、第二部となる『有頂天家族 二代目の帰朝』も同出版社から出版されておりますので、毛玉が駆け回る世界観に是非とも包まれてください。
 
書 名:有頂天家族
著 者: 森見登美彦(もりみとみひこ)
出版社:幻冬舎
出版年:2019年






本はここにあります


 

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