教員の1冊『バウハウスってなあに?』

2020.4.2(木)

推薦の言葉(美術学科 講師 村井陽平)

バウハウスってなあに?

バウハウスってなあに?

本学教員からのご紹介です

欧州を旅した際、ドイツにある世界遺産「BAUHAUS(バウハウス)」を訪れました。
バウハウスは、第一次世界大戦後にドイツ中部のワイマールに設立された美術学校です。その歴史は14年間という大変短い期間ではありますが、今でも世界中の建築家やデザイナー、アーティストに多大な影響を及ぼす伝説的な存在となっています。
当時のバウハウスでは、マイスター(教員)が後進を育てると共に、実験的制作を繰り返し、モダンデザインの基礎を作り上げていきました。また、世界的な芸術家を卒業生として多く輩出し、現地ではその軌跡を辿ることができます。私はバウハウスを訪れることで、未来を作っていこうとした先人達の力強さに感動し、デザインにおける研究の重要さを再認識するに至りました。
この本の魅力は絵本のような親しみやすさで、バウハウスとは一体どのような存在だったのかを学び、理解を深めることができます。是非、手に取ってみてください!

書名:バウハウスってなあに?
文:インゴルフ・ケルン
絵:クリスティーネ・レッシュ
編:バウハウス・デッサウ財団
監修:田中 純(たなか・じゅん)
訳:大宮 萌恵(おおみや・もえ)
出版社:白水社
出版年:2019年

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