学生の1冊『モーツァルト大解剖!』

2016.6.15(水)

推薦の言葉(音楽学科 荒川真央)

モーツァルト大解剖!

モーツァルト大解剖!

2015年度 在学生 貸出冊数1位からのご紹介です。

 私がオススメしたいのは、第2図書館所蔵のヤマハムックシリーズ『モーツァルト大解剖!』。文庫本ではなく、どちらかと言うと雑誌タイプの書籍で、図書館には何冊かこのシリーズが置いてあります。あるページには作曲家の交友関係を絵で図式化したものが載っていたり、あるページには作曲家の性格や好みのタイプまで…、作曲家同士の意外な関係や恋愛事情、数々の音楽作品の内容をとても分かりやすく簡単に学ぶことが出来ます。

 特にモーツァルト編では「天才ゆえの悩み、そして悲劇」「悪妻コンスタンツェ 」「フリーメイソンとモーツァルト」等、面白い内容の記事がたくさん掲載されていますが、中でもオペラについて分かりやすくユニークに描かれていたことが、私の場合「もっとこのオペラを詳しく知りたい」「詳しく載っている本を探そう」と言う気持ちに繋がり、音楽関連の書籍がたくさんある図書館をたくさん利用するようになりました。
 皆さんのきっかけの一冊として如何でしょうか?


書名:モーツァルト大解剖!(ヤマハムックシリーズ)
著者:萩谷由喜子(はぎや・ゆきこ)
出版社:株式会社ヤマハミュージックメディア
出版年:2011年(絶版)

本はここにあります